“日本酒と女性”を切り口にコミュニティを主宰。地域間交流を目指す

[新潟]
新潟青稜大学助教、にいがた美醸主宰
村山和恵さん
1974年秋田県生まれ、新潟県育ち。新潟大学大学院卒業後、OL生活を経て新潟青稜大学の助教に就く。専攻はホスピタリティ論、観光マーケティング。
2006 年唎酒師、’11 年日本酒学講師取得。女性の日本酒コミュニティ「にいがた美醸」主宰。新潟日報カルチャースクール、JEUGIA カルチャーセンター、フクダハウジング、丸の内朝大学等で講師を務める。酒サムライ、にいがた観光特使。
https://ameblo.jp/love-ricewine

「学生の頃は居酒屋でサワーやビールなどを飲んでいましたが、一般企業に就職し、仕事の飲み会や接待で年配の方たちと酌み交わすようになると、せっかく新潟に暮らしているのだから美味しい日本酒を飲んだらどうか、と言われました。また、美味しい和食やお寿司の味も覚えるようになると、合わせるお酒はやはり日本酒だと自分でも思うようになりました」

2001年、27歳の時に転職し、大学の助教に就任。ホスピタリティ論や観光マーケティングの教鞭をとるかたわら、日本酒をより詳しく知りたいと、’06年に唎酒師の資格を取得。それを足がかりに、’09年には女性のための日本酒コミュニティ「にいがた美醸(ビジョウ)」を主宰するようになります。

「私は一人でも居酒屋に行っていたのですが、同世代の女性が気兼ねなくカジュアルに日本酒を楽しめるムードは当時まだありませんでした。が、おじさんたちだけのものにしていてはもったいない、女性たちに知って欲しいと思ったのがきっかけです。最初は日本酒を楽しく飲むための小さなサークルのようなものでしたが、やがて県内の酒蔵訪問ツアーなどを開催するようになりました」






にいがた美醸5周年記念に、田植えから酒造りを体験した。
’18年は10周年なので、また行う予定。会員の大半は県内だが、埼玉や神奈川の人もいる。
セミナー依頼の声も増えるようになり、自分のスキルを高める必要性や、教える立場を証明するものが欲しいと感じ、’11年に日本酒学講師の資格を取得。仕事柄、人前で話すことには慣れていた村山さんですが、取得のための講座を受けることで、プレゼンテーション能力がより高められたと言います。


活動範囲は新潟に留まらない。写真左は群馬県藤岡市の「かんな秋のアート祭り」にてテイスティング体験の指導を担当。外国人のビギナーは、おちょこを一気飲みのショットグラスだと思っている人が少なくないため、差しつ差されつの文化だと伝えた。右は大阪の阪急うめだ本店でのイベント。

現在、にいがた美醸のメンバーは120名。冬場は月1回の頻度で酒蔵見学を行っており、また、酒をテーマにしたJRジョイフルトレイン「越乃Shu*Kura」のメニュー開発を担当するなど、知名度が上がっています。その他、村山さんは地元の複数のカルチャースクールで日本酒ナビゲーター、焼酎ナビゲーターを与える講師を務め、にいがた観光特使にも任命されています。






JR 新潟のジョイフルトレイン「越乃Shu * Kura」で、春夏秋の往路・復路に提供されるおつまみのメニュー開発をにいがた美醸が担当。地域食材を用いている。

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