Vol.2 釜屋「雫滴」(埼玉県)


40代後半以降の方ならよくご存知、「♪清酒力士は旨い酒、りっきし〜♪」釜屋さんは当時、近江商人だった初代・釜屋新八(滋賀県日野町出身)が酒造業を譲り受け、『利根川の豊富な伏流水』、『武蔵野の優良な米』、大消費地・江戸を近くにするという『地の利』を得て騎西を選び、寛延元年(1749年)に創業されました。


代表銘柄の「力士」、日本では「相撲取り」のイメージがありますが、実はそれが由来ではありません。その昔、中国にいた磁器の名陶工に「力士」という方がいました。
中国の有名な詩人の李白が「襄陽歌(じょうようか)」という詩の中に、力士の作った酒器を大変愛している様子が書かれています。つまり、その李白の愛した名陶工、「力士」が由来となっています。

そんな長い歴史のある釜屋さんですが、昨年、ちょっとしたイベントがありました。
TBSの人気ドラマとなりました「JIN」の中で、ペニシリン研究所として使われ、大沢たかおさん、武田鉄也さん、綾瀬はるかさん、内野聖陽さん、小出恵介さんらが蔵にお見えになり、2日間ほどかけてロケを行ったそうです。

その時に使われた建物が「力士」のこも樽の後ろにある建物。普段は売店として使用されています。番組の中で建物は燃えてしまいましたが、実際に燃やしてしまった訳ではなく、別のセットが使われたようです。(当たり前ですが)
ボトルのラベルにサインを頂いたようで、先日、あるイベントで拝見させて頂きました。すべて揃うと壮観です!現物は釜屋さんの売店で見られるそうです!

 

さて、釜屋さんの数ある銘柄の中で、私の偏愛・溺愛酒は…♪
水とお米から生まれた大地の一滴にふさわしい銘柄のお酒。「雫滴(しずく)」です。

原料米には徳島産の阿波山田錦を100%使用。その山田錦を55%まで磨き、丁寧に醸しています。女心をくすぐるフルーティーな吟醸香、純米ならではのしっかりとした味わい、生原酒らしい品のいい甘さとフレッシュさもお楽しみ頂けます。
冷やがおススメですが、アルコール度数が18度ありますので、ロックでも美味しくお飲み頂けます。もちろんぬる燗でも!

毎年大好評のお酒で、発売してからあっという間に売り切れてしまう釜屋の人気商品です(3月発売予定)。そしてこのお酒は秋になると「ひやおろし」に変身して登場です!春の「新酒」と秋の「ひやおろし」、両方味わってみてはいかがでしょうか?

今年は一足先にテイスティングさせて頂きました。私がこのお酒と知り合ってから3年目。今までの中で最高の出来だと思います。大変ポテンシャルの高い一品となっています。期待は裏切りませんよぉ!



力士醸造元 釜屋
http://www.rikishi.co.jp/

レポート:MARU(兵道俊美)

女唎酒師軍団が選んだ偏愛酒・溺愛酒