「Sake Study Vol.3」今さらながら目から鱗の日本酒講座


先日の相模灘蔵見学に続き、ここのところ活動が充実の軍団です。
さて、第3回Sake Study は1月17(日)、一般の方も含めた30名の参加者で、宮城は仙台の勝山企業副社長・伊澤治平さんをお迎えして「今さらながら目から鱗の日本酒講座」と題し、仙台流酒道や日本酒の未来形を語っていただきました。
会場はゆっくりお酒とぴったりの料理が楽しめる霞が関のSAKE bistro Wです。入口にはシャンパンタワーならぬ升タワー!素敵です。今回はお休みなのにむりくり開けていただきました(感謝)。

 

仙台流酒道…酒は旨みにあり

まずは、一時期45種ものお酒を作っていた勝山企業が、どのようにして現在のメイン4種(暁、伝、献、縁)のラインナップに切り替えていったのか、その変遷を仙台伊達家御用蔵からの歴史や、ご自身のフィレンツェとパリでのレストラン経営の経験を交えて教えていただきました。
さ、いよいよ飲めますw。
「暁 遠心しぼり 極純原酒」で乾杯。
あれ?猪口じゃない?!そーなんです、仙台流酒道はワイングラスでテイスティングいたします。グラスを使うことによって、透明度や特に足(粘性)がよくチェックできるんです。
粘性や透明度を見たあとは、続いて口に含みます。最近はワインの影響で酸と香りを意識される方が多いけれども、日本酒の酸度はせいぜい2.5位。ワインのそれとは比べ物にならないほど少ないのです。なので同じ方法では利けないので、日本酒は喉(喉ごし)と胃(喉を通って胃から戻ってくるアフターテイスト)で原料の米の旨みと甘みを感じるように利くのだそう。

どれどれ、あ、ふーむ、喉ごし軽やか…フハーなんとも柔らかい甘みを感じる香りが上がってきます。
会場のあちこちからも続々と驚嘆!それもそのはず、720mlで一万円のお酒は
なかなかのめませんもの。
続いて遊び心も酒道には必要と、伝、献などを使ってカスタマイズされたお酒が登場です。
ジンジャエール割+レモンピール、クラッシュアイス+レモン果汁、ウオッカで酒精度をUP、各々スプーンで加水などなど、カクテルとも違う、新しい試み。すごく新鮮な味わいです。

 

やはり食中酒に万能な日本酒

お造りの醤油にお酒を入れたものとそうでないものや、カツオと昆布で取った出汁とフォンドボーが赤ワインと日本酒でどう合うかなど、実験はまだまだ続きます。
出汁と赤ワイン、魚臭さが出てしまいますが、日本酒は出汁にもフォンドボーにもOKでした。合う料理の幅が広いのも日本酒の特徴ってことが舌で実感できました。
お造りの他にも、菜の花の昆布〆、クリームチーズの炒り胡麻和え、マテ茶鶏の照り焼き、豚しゃぶサラダ、タラバガニたっぷりコロッケ、春キャベツの冷静パスタ…とおいしいお料理も続々登場し、今度はオリジナルの状態で暁、伝、献、飯米で作った戦勝正宗などで各自マリアージュを満喫〜。

そして極めつけの「純蜜薫酒 元」が登場です。まさに旨みと甘みの凝縮系でした。市販はしていませんが、ANAのファーストクラスで飲めるとのこと。

最後は伊澤さんとジャンケンで勝った人にお酒を差し上げてしまうという太っ腹ぶり!思わぬお土産にみんな喜んでおりました。
世界を見据えた日本酒の新しい形を色々勉強させていただき、本当に本当にありがとうございました。




レポート:入江亮子

女唎酒師軍団活動レポート