Vol.27 私の愛する人・酒・お店 真一門(江東区)


江東区深川。3年に1度8月に行われる深川八幡祭は、古くから神田祭・山王祭と並び、江戸三大祭の1つとして勇名です。
そんな祭りの街で、お神輿を担ぎたいと、夫婦でこの地に移り住み2004年にお店を始めたのがこれからご紹介する「旬材ふかがわ真一門」です。



手間を惜しまず、食材本来の風味を尊重した料理は、どれも素晴らしく美味しい。
あくまでも「素材が良いから」と語る大将。
味付けはそれを手助けするだけ、とおっしゃっていますが、大将とまだ若い板前さんから作り出される料理は、もはや一流料亭並み。(もしかしたら、それ以上かも?)



見事に盛り付けされた食材たちは、輝きをはなち、見ているだけでうっとりする程です。
酒の肴の定番メニューから、手の込んだ煮物料理・蒸物料理、多彩な料理全てが、きっちりと仕事されて、それを味わった瞬間に「プロの料理とはこういうものだ」と、料理が語りかけてきます。
そして、数多いメニューの中でも1度試して頂きたいのが、500円前後の1品料理。
普段、家庭でもよく作っているような何気ない1品も「真一門」が作るとこうなるのか!!と、いつも驚きと感動を与えてくれます。
大将・女将・板前さんの食材へ対する愛情が伝わります。

さらには、これほどの美味しい料理と供に、沢山の美味しい日本酒に出会えるのも楽しみの1つです。
こだわりの本醸造は、静岡県の地酒「喜久酔特別本醸造」から、吟醸酒は香り華やかな「東洋美人」。キレのある「黒龍」はお造りに最高のパートナー。
私の故郷、山形県の地酒「東北泉」も欠かせない美味しい日本酒です。
寒くなると、味わい豊かな「田酒」とおでんを楽しんだり。疲れた体には、日本一大きな会津産高田梅を使用した、末廣酒蔵の梅酒もお薦め。
日本酒由来の優しい旨みと、甘さが心を癒してくれます。
運が良ければなかなか口にする事が出来ない、貴重な名酒が味わえるかもしれません。
お燗酒用の日本酒のラインナップも増え、「初孫」にしようか「神亀」かと、ここでも迷ってしまいます。最近では、女将の好きな長期熟成酒「達磨正宗」も仲間入り。日本酒好きには有難い品揃えです。

本当はこんな素敵な良いお店を誰にも教えたくないのですが、行く度に違う「食の感動」と「飲む楽しさ」を再確認させてくれる「真一門」へのラブレターとして、紹介させて頂きました。


~旬材 ふかがわ真一門~
東京都江東区東陽5-7-6 あさひビル1F
(地下鉄東西線木場駅 1番出口 徒歩6分  )
TEL:03-5690-3320
営業時間:月〜金 11:30~13:30 
月〜土 17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:日曜、祝日の月曜

レポート:匂坂朱美

女唎酒師軍団が行く旨酒旨店